20081116

ゲキバコ!『職業、暗号解読者。』モニター感想(11月14日)

Category:観劇モニター感想
【手塚さん・33歳】

これまで、度々鑑賞してきたものがオペラやバレエといった、もともとある程度華やかな舞台セットが用意された上でスタートするお話ばかりであったこともあり、会場に入って、まず舞台のセットがとても簡単なものであることに驚きました。
お話が始まると、その舞台も簡素であるが故に役者さんの演技力が重要であり、また、音響と照明がとても印象的でした。同じ舞台セットの中で、いくつかの場面が入れ替わり繰り返されることも、それぞれの場面での決まった音響と照明によって、きちんと転換されていき、そのことがちゃんと観客にも伝わることに感心しました。

ほとんど演劇を見たことのない私にとっては、少し難解そうな舞台だなと思いながら観ていましたが、最後までの1時間40分ほど、飽きることもなく、また最終的にはストーリーも理解できましたし、モニター初回の印象としては、役者さん達の生の演技をすぐ目の前で観られるということはとても緊張感のあるもので、また、進んでいくお話の中に自分も入っているような気がして、とてもおもしろかったです。映画を観るお金にほんのちょっとプラスするだけで、今日のような舞台が観られるのなら、本当に嬉しいです。

役者さんに関しては、主役のワタナベ役の男性、特に役にピッタリでした。
もちろん役柄もありますが、他の役者さん達が顔の表情を色々と変え、身体をフルに使って演技される中で、ワタナベは、基本的に無表情のような顔でただそこにいるだけという演技をされることも、それによって、彼の声のトーンや話すテンポには観客の私も用心深くなるし、彼の演技で話に引き込まれるような感じでした。

次回の観劇も楽しみにしています。